整体院とリラクゼーション店の違い
もみほぐし屋さんには行ったことはあるけれど、整体院へ行くのは初めてという方も多いのではないでしょうか?
このページでは、施術内容やその効果、資格などについて、整体院ともみほぐし屋などのリラクゼーション店との違いをご説明いたします。
整体院の特徴1.施術内容について
お客様の痛みやしびれなどの不調内容は異なるので、お客様ごとに施術内容が異なるのが一般的です。従業員が多い店舗では専用の書類や専用アプリを用いて共有化しています。当院の場合、ひとり治療院ですが、いつ・どこを・どのように施術したのか、次回の施術計画はどうするのか、などを、カルテを使って管理しています。
リラクゼーション店では・・・
基本的に接客マニュアルがあり、受付して施術して会計、この流れが基準化しています。どなたが来ても普遍的です。これは事故防止のために使用されるもので、大手チェーン、個人店舗でも従業員の勝手にはできません。
整体院の特徴2.施術効果・持続性について
お客様個々の状態によって施術内容が変わるので、施術効果は高いと思います。持続性についても長いと思います。当院の場合は、「治療は約3ヶ月が目安」としていますので、都度いちばん効果的な方法を用いて施術を行います。同じ箇所の施術でも行うことは毎回異なるのが当たり前です。また治療の目的は「定着化が重要」と考えています。
リラクゼーション店では・・
事故防止のため、施術内容はどなたが来ても同一に厳格化されているのが一般的です。お客様個々の不調内容によって、従業員が勝手に作業すると事故が起きるからです。よって施術の効果や持続性について、店舗側はその責任を負いません。
整体院の特徴3.検査やカウンセリングについて
一般的な整体院で行う検査は施術前の問診時に行い、その結果で施術内容を決めているものと、施術後の検査では施術効果の確認をしています。当院でも同様に施術前後で検査を実施していますが、関節や筋肉などの器官(総じて運動器といいます)ごとに実施しているものと最終的に全身を検査するものとの2種類があります。カウンセリングについては専門的な知識が必要なので、資格所有者が行っているのが一般的です。当院でも講習会に参加して資格を取得しています。
リラクゼーション店では・・・
最近のリラクゼーション店では施術前後で検査と称して、両腕がどこまで挙げられるか、可動域確認をしたり、前屈後屈させたりする店舗を見かけます。お客様に動作を行わせるのでしたら、ちゃんと検査して欲しいと思います。またカウンセリングとして感想を記入させて、店舗口コミに転用しているケースが発生していますので注意が必要です。
整体院の特徴4.資格について
整体院を開業するのに必要な資格はありません。「国家資格者が在籍する」と称しているのは宣伝文句であり、国家資格などは不要です。整体院の施術者の多くは○○流とか、△△式など、どこかの団体に所属していて、その団体が主催する講習会などに参加して、資格に代わるものを得ています。当院は「筋整流法」という団体に所属しています。
リラクゼーション店では・・・
リラクゼーション店を開業するのにも必要な資格はありません。ただし、立地条件や経営ノウハウなど特殊技能が必要な業態なので、一般的な整体院を開業するより、技能的にも金銭的にも大変な労力が必要だと思います。